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竹田圭吾『コメントする力』を読んでのメモ。

こんにちは、なかきけいです。

竹田圭吾さんの『コメントする力』に情報発信者によって有用なことが書かれてあったのでnoteしておきます。

情報をタテ軸、ヨコ軸で捉える

情報の全体像を捉えるうえで、タテ軸・ヨコ軸で眺めてみることが大切だと述べています。

 タテ軸=垂直、ヨコ軸=水平

最も基本的なタテ軸とヨコ軸は、時間軸(歴史など)地理軸(海外での事例)とのことです。

そのほか、物事を学問の区切りで見てみるということも提案されていました。

例:リンゴ

→リンゴを「哲学」「科学」「社会学」「経済学」「芸術」の観点から捉えてみるなど

また、情報をズームイン・ズームアウトする視点で見る重要性も説いています。

コメントとはそもそも何なのか。

竹田さんは「コメント」は単なる感想であってはならないとした上で、次のように定義しています。

コメントする対象についてのなんらかの評価、分析、解説、批評、意見、提案がなくてはならないと思っています。   -竹田圭吾『コメントする力』

また、コメントを述べる上では、見ればわかること、一般論、他の人が言いそうなこと、怪しい話については言わないように心掛けているとのことです。

情報発信で利用できる独自性とは?

情報発信で独自性を持たせるにはどうすれば良いのでしょうか。

以下の4点を挙げています。

  1. 情報分析の独自性
  2. 体験の独自性
  3. コンテクストの独自性
  4. 表現の独自性

 

①情報分析の独自性

ものの見方を自分オリジナルなものにするということです。

独自の分析、意外性のある視点などが含まれるとしています。

タテ軸・ヨコ軸で考えて気づいたこと、ズームイン・ズームアウトで気づいたことを反映させれば良いでしょう。

②体験の独自性

その人自身の個人的な体験のことです。

これは他人とは異なるものですので独自性を持たせる上で有効です。

ある体験をした時に、自分はどう感じたか、印象に残ったかなどを盛り込むのが重要ですね。

③コンテクストの重要性

情報の送り手、受け取り手の2つのコンテクスト(=文脈)があるとしています。

送り手のコンテクストとは、送り手が意図をもって、独自の立場・視点から意見を述べることにより、情報にコンテクストを持たせる方法です。

受け取り手のコンテクストとは、受け取り手がどのような属性で何に関心があるのかを考えた上で、情報の伝え方を最適化し、情報にコンテクストを持たせる方法です。

④表現の独自性

情報の内容ではなく、どう伝えるかのレトリックの部分ですね。

言うまでもないですが、表現を豊かにして、他の人とは違う表現をすることで独自性を持たせることができます。

特に相手の五感に訴える表現の大切さを本書では語っています。

まとめ

具体例については古いと感じる部分はありました(少し古い本なので)が、

情報を読み解く力とコメント力を鍛える上で、情報発信者にとっては参考になる部分が多いです。

良ければ目を通してみてください^^

じゃーのー!

なかきけい